内緒で付き合ってます

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拓也くんと出会ったのは行きつけの会員制BAR。



芸能人御用達というのは聞いていたんだけど
実際に芸能人にお会いしたことはなかった。



いつもの様にリハーサルを終えて
BARで一人晩餐していると、
背の高い男性が同じカウンター席に座ってきた。



「(あ、江口拓也…)」



アイナナ推しの私だからすぐに本人だって気づいて
お酒も入っていたからじっと見つめてしまっていた。





江「…あの、何か…？…あ。」




「あっ…えっと、」




私があまりにも見つめてしまったせいで
気付かれてしまった。





江「え、あの篠原Aさん…？」






「…そう、です」







江「うわぁ…芸能人だ…」







「っふふ笑」







江「…すいません急に。」







「全然、江口拓也さんですよね？私大ファンで！」








江「え、大ファン？」







「アイナナが好きで！
あ、推しは壮ちゃんとハルちゃんなんですけど
アイナナもTRIGGERもRe:valeもŹOOĻも
みんな好きなんです…笑」









江「…なんか照れますね」









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