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宮「で、Aちゃんはその人のこと好きなんだ?」
「へっ!いや!そうじゃなくて!!」
宮「あ、違うの?」
この大学の話を…というか、蓮の話を
夜ご飯中に舘さんに話してるとなんという勘違い。
「違いますよ!!」
宮「俺の友達も、そういう人だったな笑
来るもの拒まずって感じでさ彼女つくらないで適当に遊んでるように見えたんだけど」
「へえ……」
宮「実は、幼なじみの女の子がいて、
その子のことがずっと好きでそれが実ったのは大学卒業間近だったかな…」
「その人…すっごい一途ですね」
宮「うん、結婚して今子供3人目妊娠中」
「へえー!幸せなんだろうなぁ」
宮「でも幼なじみの女の子は何人かとは付き合ってて、その人たちに泣かされる度にそいつに泣きついて、やっと結ばれたってとこかな笑」
「ハッピーエンドっていいですね」
宮「Aちゃんは…ハッピーエンドじゃなかったんだ」
ダメだ、舘さんと話してると何でも言ってしまいそうになる。
会ったばっかりだけどなぜか安心感をくれる舘さんには
もう私の心は開きっぱなし。笑
宮「あ、時間切れだ。笑」
「え?」
向「たっだいまー!向井康二がただ今帰ったでーい!」
宮「おかえり、今日は遅かったね」
向「舘さん聞いてやー、今日急に映像部とディスカッション入っちゃって、何も食べれずにこの時間やねん腹減ってしにそうや」
宮「おつかれ笑、今日グラタンだよ」
向「あ、食べててええよ、俺先風呂行ってくるー」
「康二くんて…オフの瞬間ないんですか?笑」
宮「あれが通常運転だよ笑」
いつ見ても明るい人で…
ここに引っ越してきてからもう1ヶ月くらいたつけど
喋ってないところを見たことがないくらい。笑
2人とは割と仲良くなれた気がするけど、
あとひとり…まだよく分かんない人なんだよなぁ
「そういえば映像とかなんとか…康二くんて…なんの大学?」
向「ん?俺?雪白芸術大学やでー写真学部!」
「やはり…!」
向「やはりって、知ってる?」
「いや、知ってるというか…私も、そこに通ってます」
宮向「「えぇ!?!?」」
「いや、反応おそっ」
向「え?え?ほんまに?」
「ほんまです。デザイン学部で。だから多分会わないんだと思います…」
宮「あ、今のかわいかったね笑」
向「おん、なるほどなー…。デザインか!
たしかに昼とかも時間合わんもんな」
ここで同じ大学ということが判明。
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年1月30日 16時