5にん 22

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勝利side

ずるい！！聡は絶対こんなに叩かれてない！！でも30回くらいで膝から下ろされて正座って…なんなのっ！聡はこんなに怒られてないでしょ…

心ではそう思っても、健人くん目の前にすると素直に従うしかなくて、悪かったこと言ったのに、もう一個って言われて、薄々聡の事だろうなって思ったけど悔しくて。お尻も痛いし健人くんまだ許してくれなそうだしっ

それで思わずもういいって怒鳴っちゃってやらかしたって思ったらすぐ、膝に戻されてめちゃくちゃ痛い平手がどんどん降ってきた。

「ひぐっ！ぐすっ」
「反省できるな？」
「ごっめっなざっい！ひっぐぅ」
「じゃあ最後、仕上げな」
パアァァァァン！パアァァァァン！パアァァァァン！
「いだいー！！」

「よし。立って」
腕引かれて今度は立たされて、健人くんと視線合わされた。馬鹿だったよ…普通に昨日は触らないべきだったし、今日だって聡のことばっか言わない方がよかった…お仕置きちゃんと終わってから言ったら普通に聞いてもらえたはずなのにっ

「勝利？」
「ひっくぅ…うっうぅっ」
「そんなに泣かないの。自分が悪い」
「ひぐっ！ぐすん」
「スマホは取り敢えず3日預かる。でもお仕置きは終わり。抱っこする？」

手広げてくれたから慌てて抱きついたら背中撫でてくれる。
「お尻冷やそうね。リビングいこっか」
「ん〜…ひっく」
「よし。クリーム塗るよ」

「ぐすんっ…」
「ご飯にしよ。勝利が作ってくれたんでしょ？」
「んっ…」
「はい。食べな？聡とマリはお風呂入っといで！」
「はーいっ」

健人くんが優しく話しかけながらご飯食べさせてくれた。怒ってたけど、もう怒ってなくて優しくしてくれる。
「今日は聡も勝利もスマホなしだからみんなでゲームしよっか」
「え？」
「それとも反省してる？部屋で1人で」
「ゲームっ」

みんなでゲームして、帰ってきた風磨くんも含めて5人で楽しんだ。ボードゲームなんて久しぶりにしたし、聡とも普通に仲直りできたし、マリも嬉しそうだったし。

「はい。おやすみ」
「おやすみなさぃ」
健人くんがマリ寝かしつけてから俺の部屋来て喋ってくれて、電気切ってくれた。聡のとこは風磨くんだって。俺ら甘やかされてるな…

結局ね、3日後の朝に聡と2人、健人くんの前立たされて約束させられた。ベッド入ったらもう触らないって約束。もしできないならまた没収だからってさ…厳しい…

聡・マリ→←3

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